かつての学舎と街を巡る

廃校と街を探索するブログです。

学校の統廃合について思うこと

]ここ最近、学校の統廃合についての議論が盛んである。その統廃合の全てが「少子化」が主な要因となっている。



統廃合の反対意見としては
「少人数だからこそできることがある」
「地域が後退するのではないか」
がほとんどの地域から出てくる。

たしかに自分の通っていた学校が無くなるのは悲しいし、人によっては通学距離が何倍にもなるかもしれない。
しかし、その際に
「じゃあこの街の少子化を少しでも食い止められるためには何をすべきか」
という議論が起きないのは何故だろうか。

もちろん、人によっては少人数の方が気楽だという意見からその学校を選ぶ人もいるし、山村留学のように体験型の取り組みを行う小規模校もある。
だが、それ以外のところは現状を変えようという気持ちがあまり見られない気がするのだ。

今から街のあり方について議論をして、すぐに効果が出る訳では無い。
だからといって本質を考えるのではなく、現状のまま存続の方法だけを考え続けても、
今後も統廃合は繰り返されるだろう。

学校の存続問題だけでなく、何をすれば
この地に若い人たちが住み続けてくれるか、人口が増えるかも話していかなければ行けないのではないかと思う今日この頃。